やること多すぎ民はバレットジャーナルを始めよう

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こんにちは、こえりです。

思考が散漫で優先順位付けも苦手なのですが、バレットジャーナルというノート術を利用し始めて3年が経ち、日常的なうっかりからはだいぶ解放されました。

SNSなどで凝ったバレットジャーナルを見かけることも多いですが、本来はとてもシンプルなもの。

どちらかというと三日坊主でうっかりさんに向いているノート術です。

バレットジャーナルとは

バレットジャーナルとは、一冊のノートにスケジュール帳、日記、備忘録、ToDoリスト、スケッチブックといった機能をまとめたノート術です。

バレットジャーナルを編み出したライダー・キャメル氏はADD(注意欠陥障害)という発達障害と診断されています。

そのため、集中力を必要なときに発揮することが苦手で、「しなければならないこと」が山積みになるタイプだったそう。

そんな彼が必要に迫られて長年の試行錯誤の上に編み出したのがバレットジャーナルです。

バレットジャーナルを解説するサイトを公開したところ、その斬新さと機能性の高さからまたたく間に広がりました。

バレットジャーナルの使い方はとてもシンプル。必要なものはペンとノートのみです。

バレットジャーナルでできること

バレットジャーナルでできることは多岐にわたります。

  • スケジュール帳
  • 日々のタスク管理
  • 日記
  • メモ
  • アイディアノート
  • 思考整理
  • プロジェクト管理
  • 目標達成
  • 記録管理

これらは一例で、他にもアイディア次第でいくらでも活用することが可能です。

バレットジャーナルが向いているタイプ

バレットジャーナルはスケジュールやタスク管理に加え、頭の中のごちゃごちゃを書き出して整理することができます。

そのため、

  • 飽き性
  • 思考が散漫
  • やることが多すぎてとっちらかりがち
  • 手帳を用途別に分けると結局どれも続かない
  • 計画倒れになりがち

といった頭の中が常にごちゃついているタイプにピッタリです。

ちなみに、こえりは上記にすべて当てはまります。

そしておそらく発案者のライダー・キャメル氏もこのタイプのはず。

バレットジャーナルのメリット

バレットジャーナルを使い続けてこえりが感じているメリットは「自由度の高さ」と「検索性の高さ」です。

「自由度の高さ」

基本的なルール(記号をつける、ページを振る等)を守ってさえいれば、ノートには何を書いても構いません。

SNS等ではきれいに装飾して使いこなしている人の手帳をたくさんみかけますが、バレットジャーナルはあくまでツールです。

きれいに書かなければと気負う必要はありません。

むしろ、完璧主義から脱するために、あえて不完全なページを作成することも推奨されています。

それによって書くことのハードルが下がり、不確実で抽象レベルな新しいアイディアでもどんどん書き込んで形にしていくことが可能になります。

検索性の高さ

バレットジャーナルでは基本的にノートをセットアップした後は時系列でログを重ねていきます。

そのため、なにか必要な情報を探したくなった場合にほかの情報から紐づけて取り出すことが可能です。

たとえば「あれは〇〇さんとのミーティング資料を見て思いついたアイディアだから、ミーティングの日から3日以内くらいのログに残っているはず」というふうに探し出せるのです。

バレットジャーナルのかんたんな使い方と覚え方

何度も言うように、バレットジャーナルはペンとノートがあれば始めることができます。

基本となるのは「インデックス」「フューチャーログ」「マンスリーログ」「デイリーログ」の4種類のページです。

  • インデックス:
    バレットジャーナルの目次。
    インデックス以降のすべてのページの下部にページ番号を振り、インデックスにページタイトルとページ番号を記入する。
  • フューチャーログ:
    翌月以降の予定やイベントの一覧
  • マンスリーログ:
    今月のカレンダー。スケジュールを一覧できる
  • デイリーログ:
    毎日の予定、ToDo、メモ、アイディアなど
    思いついたものを箇条書きでなんでも書き込む
    (予定なのかメモなのか等を判別させるために、文頭に「・」「ー」「〇」「*」といった記号をつける)

また、バレットジャーナルの特徴はタスクの移動です。

新しい月が来たら「フューチャーログ」から「マンスリーログ」に予定を移動させ、当日になったらデイリーログに移動させ、後ろのページに移動させたら「>」、前のページなら「<」の記号を文頭に記入します。

そうすることで「いろいろなところに同じ情報が書かれていて混乱する」といったことが防げます。

インスタグラムやYouTubeで視覚的に雰囲気をつかむのがおすすめです。

「しっかり覚えて使いこなしたい」という場合は、『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』(ライダー・キャロル)を一冊読み、イメージしづらい部分は動画などで補えば問題なく使いこなせるようになるはずです。

公式サイトで有料の学習プラン(英語)も用意されているのですが、こちらはけっこう高額なのでよっぽど深くまで学びたいとかコミュニティに属したいという人以外は申し込む必要はありません。

まとめ:バレットジャーナルは脳内多動民やうっかりさんにおすすめのノート術

市販の手帳はどれもしっくりこないので、バレットジャーナルを使い始めるまでは毎年手帳難民になっていました。

ですが、バレットジャーナルなら月曜始まりも日曜はじまりもバーチカルタイプも自分でデザインし放題です。

始める前は「ページ番号を振るとか面倒で続かなそう……」と心配していましたが、実際に使ってみると全然気になりません。

手帳にメモ帳にスマホアプリに……と、あちこちに情報を分散させて収拾がつかなくなっている人は、一冊のノートで管理できるバレットジャーナルを試してみる価値があるでしょう。