こんにちは、こえりです。
そろそろ仕事を探そうと考えているのですが、「自分は何をしたいのだろう」とわかりやすく迷走して立ち止まってしまいました。
身に着けた鎧が時代に合わなくなってきた
長いことJTCに在籍していたせいか、物事の判断基準は好き嫌いよりもルールに沿っているか/筋が通っているかの方を重視しがちなタイプです。
(意見が合わなくても相手の理屈に納得できれば「同意はしかねるが理解はした」とすんなり引き下がれるし後にも引かない)
MBTIはINTP(論理学者)です。この間数年ぶりに再テストしてみたけど変わりませんでした。
こう書くとバリバリの左脳派っぽく思われるかもしれませんが、これは生存戦略として後天的に身に着けた考え方で、本来の姿は感覚派の野生児です。
生き残るために必死で作り上げてきたやり方は、鎧として私をたくさん助けてくれました。
けれど、風の時代も本格化してきた今となっては少し重すぎて時代に合いません。
現在の思考や言動を時代に合わせて少しずつ変化させるよりも、一度リセットしてから作り直した方が早そうです。
というわけで、いったん素の自分に戻るため、後付けの理屈っぽさを取り除いていこうと考えています。
呪われた鎧を脱いで無防備な自分と向き合ってみる
鎧があるおかげで(人間に化けているたぬきの割には)社会になじめていましたが、正直なところ持て余してもいました。
本来の自分の姿とはかけ離れた鎧を着続ければ体力も相当消耗するため、数年働いて数ヶ月~1年くらい充電し、手持ちが減ってきたら次の仕事を探す、というリズムができあがっていました。
これでは日本国内で正社員を狙うことはあきらめるしかありません。
社会生活を送るために身に着けた鎧によって体力を削られて社会生活が送れない……、ドラクエでいうと呪われた鎧を装備している状態です。
どんな仕事をするか考えているタイミングで鎧を脱ぐことに抵抗はありますが、仕事をしながら鎧を脱ぐことに比べればなんということはありません。
もし無防備な自分が「もう鎧を着たくないよー」「働きたくないよー」とか言い始めたとしても、風の時代が始まっている今ならなんとかなるはずだし、鎧のおかげで身に着けた職歴や資格は鎧を脱いでも残ります。
ちょっと前に登録だけしておいた転職サイトによるとアラフォーのこえりの市場価値は正社員の平均年収よりも高いようなので、いざとなれば(着たくないと思っていたとしても)また鎧を装備して仕事を探せばきっと大丈夫。
いまは鎧を脱いで本来の自分と向き合ってみようと思います。
生存戦略の塊を手放すために「やらないこと」
とはいえ呪われた鎧を脱いで感覚で生きるというのは簡単ではないはず。
実際、昨年退職してから「やりたいことをやろう」と思って過ごしてきましたが、なんだかんだ頭で探していたと思います。
時間が溶けるほど楽しい趣味について「こんなことに時間を使うならもっと生産的なこと(勉強するとかブログ書くとか)に使わないともったいない」と封印してしまうことも。
そんなに楽しいことなんて、無職の今やらないでいつやると言うのだ……。
今となってはそう思えるのですが、なぜか有意義に過ごさないといけないと考えていたんですよね。
このようにいきなり本能や感覚に忠実になるのは難しいと思うので、まずは次の2点に気を付けます。
- 情報収集をしすぎない
- やりたい理由を探さない
情報収集をしすぎない
我ながら不毛なのですが、「ああいう仕事をやってみたいかも、やれるかも」とワクワクしたとき、すぐにそれを仕事にするためのルートや実際に仕事にしている人たちの経験談や仕事論などを調べては勝手に現実に打ちのめされて諦めがちです。
最初からそんなもの読んだら誰だって引くわ。
情報収集はライフワークなのでゼロにするのは難しいと思いますが、初心者向けの最低限の情報を集めるにとどめ、心から楽しむ方にフォーカスしてみようかと思っています。
やりたい理由を探さない
自分が楽しいと思ったことをただやるだけなのに、人に話すときにはなぜか「こういう面でメリットがありそうだからやってみようと思う」など、それっぽい理由(言い訳?)を探していることに気が付きました。
これはきっと「やりたいことを楽しむ」ことに罪悪感やうしろめたさを覚えていて、正当化のために理由付けしているのだと思います。
でも本来自分がやりたいと思ったことを楽しむことに理由なんていらないはず。
どうしても正当化しないと話せないなら、いっそ誰にも言わずにこっそり楽しんで、後付けの理由がなくても話せるようになるのをゆっくり待ってみようと思います。
インスピレーションを素直に受け取る
こえりは勘が良く、インスピレーションも降ってきやすいタイプです。
知りたいことや悩みがあるときに「どうしたらいいですか」などと頭の中で質問すると、インスピレーションだったりヒントのような形だったりで答えが返ってきます。
え、突然のスピリチュアル?と驚かれたかもしれませんが、おそらくクリフトンストレングス(旧ストレングスファインダー)の上位資質である収集心、着想、運命思考によって集めた情報からアイデアが湧きやすかったり、起こった出来事から意味を感じ取りやすかったりするのだと思います。
これまでこうしたインスピレーションを実行して後悔したことはないのですが、鎧を着込むうちに自分で納得できる範囲のことしか受け取らなくなっていたことに気が付きました。
「今の自分にとっては大それたことだ」と感じたら「まさかね」と流してしまっていたのです。
せっかく感覚重視に切り替えてみるのなら、浮かんだインスピレーションは理屈をつけずに素直に受け取ってみようと思います。
インスピレーションの説明として「スピとかじゃなくて自分の資質のおかげだとは思うのですがね」という理屈をつけているようでは先が思いやられますが……。
まとめ:考え方や言動の癖にも定期的な断捨離が必要なのかも
自分の中の古い常識や考え方というのは、古くなるほど柔軟性を失って取り除くのが難しくなるな、と感じています。
こえりはアラフォーなので、鎧を着るようになってからもう15年くらい。
さながら「15年間住み続けて収納がパンパンになっている部屋」のような状態です。
こまめにアップデート情報を取り入れている自負はありましたが、掃除と同じで古い情報を捨ててから入れなければ重くなっていく一方なのだな、と反省しました。
感覚で動けるようになればもう少し軽やかにいられると期待して、楽しいと思ったことに集中して感覚を磨いていきたいと思います。
(その前に資金が尽きたら鎧を羽織って繋ぎの仕事を見つけます……)(アラフォーとは思えないチキンレース)