ミニマリズムのエッセンスを取り入れて人生の質をあげよう

こんにちは、こえりです。

ミニマリストではなくても、自分にとってなにが最低限必要なのかという「ミニマルな基準」を持っていると人生の質の向上に役立ちます。

この記事では「ミニマルな基準」を持つことで自分の人生を豊かにしていくヒントをお伝えします。

自分にとっての「ミニマルな基準」を決めるメリット

自分にとってのミニマルな基準を決めることによる一番のメリットは人生がシンプルになるということです。

必要なものは残し、不要なものには執着しない考え方が役に立つのは、断捨離や買い物をするときだけではありません。

どういう場所に住むのか、何を食べるのか、どんな人とどんな付き合いをするのかなど、自分に関すること全般を決める時の基準になります。

また、悩みがあるときも、自分の力で改善できることと自分の力の及ばないことを切り分けて考えることができるようになります。

「健康で文化的な最低限度の生活」=「最低限これだけあれば幸せ」ということ

ミニマルな基準を決めるのはいいことずくめに思えますが、この基準は人によって変わるので、自分にとっての基準は自分で探すしかありません。

こえりがおすすめしたいのは、実際のミニマリストの基準ではなく「健康で文化的な最低限度の生活」です。

日本国憲法では、日本国民は「健康で文化的な最低限度の生活」を送る権利が保障されていますが、それが実際どのくらいの基準なのかと考えたことのある人は少ないかもしれません。

生活保護の基準となっているイメージが強いからか、ネット上では「健康で文化的」の部分が軽視されている意見が多くあります。

ですが、こえりの考える「健康で文化的な最低限度の生活」とは、「最低限これだけあれば幸せに暮らすことができる生活水準」です。

もちろん人によって「最低限」の基準は違います。

本が好きな人の部屋では本の量が、料理が好きなら調味料や調理器具や食器が、美容が好きな人はスキンケアやコスメの量が増えるでしょう。

自分にとっての「健康で文化的な最低限度の生活」の基準を決めることで、一般的には必要とされているけれど自分には必要ないものや、逆に一般的にはぜいたく品とされているけれど自分の生活には必須なものを知ることができます。

ポイントは「健康で文化的」にフォーカスを当てつつ「最低限度」を探ること。

衣食住はもちろんですが、健康面(睡眠や運動)、メンタル面(人間関係、趣味・娯楽)についても、自分にとって「健康と文化的」を維持できる最低限度の基準を考えていきましょう。

幸せの最低ラインに豊かさとときめきを追加した生活がミニマルライフ

自分にとっての「健康で文化的な最低限度の生活」の基準ができたら、次は豊かさやときめきに目を向けていきます。

豊かさやときめきに目を向けるというのは、「人生の質を上げる」に焦点を当てていくということ。

たとえば花を飾るということ。

「文化的」ではあっても「最低限度」ではないと判断するする人が多いでしょう。ですが、家にお花が飾ってあれば毎日仕事から帰ってきたときに幸せを感じられるかもしれません。

もしくは、「健康で文化的な最低限度の生活」にジョギングが組み込まれている人であれば、厳選したお気に入りのウェアやスニーカーを用意する、走るルートを河川敷や公園に変更する、といったことを行ってみてください。

行動は今までと変わらなくても季節の移り変わりに気付けるようになるなど、豊かな気持ちになれるかもしれません。

また、人間関係を深めて長く付き合いたいと思っているのなら、感謝の気持ちをこまめに相手に伝えるようにする、といったような気遣いも質の向上につながるでしょう。

一度最低限度の基準を決めたうえで、自分が豊かになれるものを厳選して選択していくことで、「ミニマルな基準」ができあがります。

まとめ:自分自身の「ミニマルな基準」は人生の指針になる

ミニマリストやミニマリズムを象徴する「Less is More(レス・イズ・モア)」という言葉があります。

直訳すると「より少ないことはより豊かなこと」。つまり「少ない方が豊かである」といった意味になります。

こえり自身はミニマリストを名乗るほどではありませんが、ミニマリストやミニマルライフに憧れて昔から本やブログを読んできました。

「自分に必要のないものをそぎ落とし、必要で大切なものを厳選していく」という考え方にも美しさを感じます。

ミニマリストになるのは簡単ではありません。

ですが、自分にとっての「ミニマル」の基準を決めておけば自分の核がはっきりして人生の質の向上に役立ちますので、ぜひ生活に取り入れてみてください。