作り置きは抵抗のないところから軽く始めてみよう

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こんにちは、こえりです。

ここ数年で作り置き系の料理本やYouTube動画がかなり増えましたね。

こえりも一人暮らしを始めてからはバリバリの作り置き派。

疲れてくるとつい「料理するのは面倒だからインスタントでいいか」と楽な方に流れがちなこえりにとって、作り置きは健康と体型維持の強い味方です。

とはいえ、こえりの周囲には作り置きに対して苦手意識を持っている人が多く、活用している人は少ない印象があります。

そもそも作り置きをするメリットやデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

作り置きのメリット:時間とお金の節約

作り置きをすることで得られるメリットとして、

  • 時間とお金の節約になる
  • 健康にいい
  • 決断疲れを回避できる

の三点が考えられます。順番に見ていきましょう。

メリット1:時間とお金の節約になる

作り置きをするうえで真っ先に浮かぶメリットは時間が節約できることだと思います。

週末などにあらかじめ準備をしておくことで、朝のお弁当作りや仕事帰りの食事の支度にかかる時間が大幅に削減されます。

ですが、作り置きによって節約できるのは時間だけではありません。

作り置きをする場合、あらかじめ献立を決めて食材をまとめ買いすることになります。

献立を決めてから買い物をすると食材のロスを防げます。

さらに、買い物に行く回数が減ると不必要なものを買う機会を減らせます。

つまり作り置きをすると時間とお金が二重で節約になるのです。

インスタントやウーバーを利用する機会の多い人であれば、自炊率をあげることでさらに節約になります。

人生における二大資産である時間とお金が節約できるというのはとっても魅力的ですよね。

メリット2:健康にいい

お腹が空いているときにスーパーやコンビニに行ってはいけないと言われているように、お腹が空いた状態で献立を考えるとついついボリュームのある料理を選びがち。

その点作り置きであれば“もう少し未来の自分が食べるもの”を考えることになるのでヘルシーな献立を選びやすくなります。

たとえば

  • ボリュームのある主菜を一品
  • ヘルシーな主菜を一品
  • 副菜を2~3品

といった組み合わせの作り置きをしておけば、ボリュームのある料理も楽しみながらも栄養バランスがそれなりに整います。

さらにしっかりと栄養バランスを整えたい場合は、あすけんなどの食事管理アプリを導入することをおすすめします。

こえりは有料会員になって2年が経ちますが、おかげさまで食事記録をしなくてもだいたいのカロリーや栄養バランスを把握することができるようになりました。

もちろん無料でも十分使えるので、食事の栄養バランスを考えるのが苦手な人は一考の価値があると思います。

メリット3:決断疲れを回避できる

食事の献立を毎日考える生活から解放されると決断疲れの予防にも多少貢献します。

一日の中で決断をする回数が増えると疲労(決断疲れ)が溜まっていき、将来を見越した冷静な判断よりも目の前にある楽な判断を選択しやすくなると言われています。

資格試験の勉強や掃除など、「仕事から帰ったらやろう」と考えているのに家に帰ったらついダラダラしてしまう……というのは意志が弱いからではなく決断疲れが溜まっているからです。

献立を考えたり料理をしたりすることで消費されていた決断力と時間に加え、作り置きをしていたことで洗い物も減れば、資格勉強や副業、読書や掃除などといった生産的なことに費やせる時間が増えるかもしれません。

作り置きのデメリット

いいことづくめに思える作り置きですが、デメリットもあります。

作り置きのデメリットは大きくわけて次の二点です。

  • 衛生面に不安がある
  • 献立がマンネリ化する

デメリット1:衛生面に不安がある

作り置きの最大のデメリットは衛生面で配慮が必要なことです。

これは冷蔵保存の場合に限った話ではなく、冷凍保存でも注意が必要です。

特にお弁当として持ち運ぶ場合やサラダ系など加熱しないタイプのおかずは雑菌の繁殖により食中毒を引き起こす危険が増します。

こえりは一人暮らしなので、お年寄りや子供がいる世帯に比べると正直そこまで気にしていませんが、それでも最低限の知識は備えておくべきだと思っています。

作り置きはしてみたいけど細かく気を付けるのは面倒、という人は

  • 作り置きがテーマのレシピ本以外は参考にしない
    (SNSなどの個人が発信している情報を参考にする場合はコメント欄などで安全性について指摘されていないか確認する)
  • 容器は毎回消毒する
  • 加熱調理したものしか作らない
  • 冷凍保存できるおかずしか作らない
  • 冷蔵保存するものは1~2日以内に食べきる
  • よそうときに口を付けた箸などを使わない

など、自分なりのルールを決めてしまうことをおすすめします。

デメリット2:献立がマンネリ化する

食の安全に比べれば小さなことかもしれませんが、とはいえ作り置きに抵抗のある人の一番の懸念点は「食事のマンネリ化」ではないかと思います。

日本は家庭料理の幅が広く求められるレベルも高いため、同じ物を食べ続けることにも、作り立てに比べて味が落ちた料理を食べることにも抵抗を覚える人が多いでしょう。

さらに一人暮らしの社会人やメインで料理を担当している人の場合、自分の気分で食べるものを選ぶことに慣れているので「自分の気分にかかわらず食べるものが決まっている状況」というのも想像しづらいはず。

こえりは

  • 冷凍保存の作り置きを数種類作ってそのときの気分で選ぶ
  • 副菜だけ作り置きして主菜は都度作る
  • 下拵えした状態で保存しておき調理は当日行う

など試行錯誤した結果、作り置きのメリットの方が大きいと判断し「割り切る」というところに落ち着きました。

外食が多かったので家で食べるときは空腹が満たされればオッケー。さらに栄養バランスがよければなお良し。その上おいしければ最高に幸せ。と割り切りました。

実家暮らしが長かったので家で食事をするときは親の作った料理を食べていたこと、ランチの予定がないときはお弁当を作っていたことから「用意されているものを食べる」ということにあまり抵抗がなかったのが大きいです。

主食の作り置きから始めてみよう

そうはいっても主菜も副菜も作り置きには抵抗がある……という人には主食の作り置きがおすすめ。

一週間分のごはんを週末にまとめて炊き、小分けして冷凍することで炊き立てに近いおいしいごはんを食べることができます。(ついでに食べ過ぎも防げます)

炊飯回数が減れば電気代の節約にもなりますし、炊飯器と内釜の寿命も延びるのも地味に嬉しいポイント。

また、パスタや焼きそばといった麺類を冷凍保存しておけば、それだけで一食分がまかなえるので疲れて帰ってきた日にも食べやすいです。

ちなみにパスタは具材と絡めた状態で冷凍保存してもいいですが、ゆでてオリーブオイルを絡めただけの状態で冷凍しておけばそのときの気分で好きなソースと組み合わせることもできます。

このように抵抗の少ないことや簡単そうなところだけ取り入れ、合わなければやめればいい、というくらいの気楽なスタンスで始めてみてはどうでしょうか。

まとめ:作り置きを取り入れるとQOLがあがる

作り置きにはデメリットもありますが、トータルでメリットの方が大きいと感じています。

とはいえ最初からすべての食事を作り置きでまかなおうとすると「大切な休みが半日潰れてしまった」なんてことにもなりかねません。

抵抗や負荷の少なそうなところから始めてみて、自分にとって心地いい範囲を少しずつ探してみてください。