ハードルを下げてとにかく行動してみたらクソデカ感情を乗り越える糸口が見つかりそう

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こんにちは、こえりです。

以前の記事で描いてみようかなと言っていたエッセイ漫画が完成しました!

実はこえり、物心ついた頃から絵を描くのが好きで、若いころの夢は漫画家(ありがち)でした。

ですが、成長するにつれて好きな気持ちにコンプレックスなどのネガティブな感情が交じっていき、社会人になったころには絵を描くこと自体を隠すように……。

今回20年以上ぶりに漫画を描いてみて、始めるまでは怖くて仕方なかったのですが実際描き始めてみるととても楽しかったし達成感がありました!

この記事ではクソデカ感情をなだめすかして行動を起こしていった方法と、行動を起こしたことで気付けた課題や今後の展望について書いていきます。

クソデカ感情と和解せよ

エッセイ漫画を描こうと思ったきっかけは友人から勧められたから。

ジュリア キャメロン『ずっとやりたかったことを、やりなさい』(サンマーク出版)のワークに取り組む中で少しずつ自分の中のクソデカ感情と向き合えるようになってきたタイミングだったのもあり、軽い気持ちでネタ出しをしてみたら次々に湧いてきて、単純なこえりは「あれ?これ描けるんちゃうか?」となりました。

こえりの場合、行動を起こすことへの抵抗の多くは「過去の恐怖体験」が元となっています。

絵と漫画へのクソデカ感情についての掘り下げはまだ不十分ですが、過去にネガティブな体験をしたことが原因になっているのは間違いありません。

ただ、アドラー心理学によるとこうした「過去の恐怖によって動けない」という認識は間違いで、正確には「過去と同じような失敗を繰り返してしまうことへの恐怖によって動けない」のだとされています。

似ていますが実はこの違いはかなり大きい。

未来への恐怖で動けないのであれば、現在の行動が変われば未来を変えることは十分可能ということになります。

そして未来を変えることができれば過去のネガティブ体験も克服できるので、これ以上囚われることもなくなるでしょう。

そこでまずは簡単なところから成功体験を積み、「過去の恐怖を再演することになるかもしれない」という恐怖を薄れさせることにしました。

行動のハードルをとことん下げた

エッセイ漫画を描くにあたり、「30点でも10点でもいいからとにかく完成させてネットに公開する(むしろ30点以上を狙うのはNG)」というルールを設定しました。

注いだ情熱や労力の量が増えるほど人からの批評や無関心を恐れて一歩が踏み出せなくなります。

ただでさえクソデカ感情を抱えているので、重くなりすぎないよう、思い入れを強く持ちすぎないよう気を付けました。

具体的に意識したのは次のようなことです。

  • オチはなくていい
  • ネタ出しで4-500字分の話が書けたらプロットとネームを作る。
  • 絵を上手に描こう、見せようとしない
  • 自分で満足できるレベルのものを描こうとしない
  • キャラデザが固まらないうちに描き始めていい

人目につかないところで場数を積むことだけを目標とし、ついでに“自分で思っているほど酷くはないかも”と自分を癒せればさらに申し分ありません。

ヨイショヨイショと自分を鼓舞し「描けるんちゃうか」と思わせたままなんとか完成までこぎつければこちらの勝ち。

ちなみにデジタルで漫画を描くためのハード(ワコムのペンタブ)とソフト(クリスタ)は以前購入(したまま放置)していたので、準備のハードルはなくて済みました。

漫画を完成させて投稿してみて感じたこと

いままでも落書きはしていたのですが、今回漫画を完成させたことで「描く楽しさ」に加え「完成させる楽しさ」が加わりました。

また、楽しさを味わいながら描くことによって自分のコンプレックスやネガティブ感情を整理・解消する道筋も見えてきた気がするのも収穫です。

とはいえ初めてデジタルで漫画を描いたので、楽しいよりも悪戦苦闘している時間の方が多かったというのが正直なところ。

まず、ペンタブで線を引くのが難しい!思ったように線を引けないうえにソフトの使い方もおぼつかないのでものすごく時間がかかります。

小さな1コマを描くのに数日かかって心が折れそうになったので、ペンタブに慣れる練習として好きなイラストのトレス練習を取り入れました。

大人になると基礎練習や反復練習の効果を理解できるから淡々と続けられますよね。

そのおかげでペンタブにはだいぶ慣れましたが、結局たった4Pのシンプルな漫画を完成させるのに1ヶ月以上かかってしまいました……。

世の漫画描きの方々は本当にすごいです。漫画を読むときにも漫画家さんへ感謝しながら読むようになりました。

先日アップした2話目は2週間くらいで完成したので、数をこなして慣れていけばいずれ週1ペースで投稿できるようになるのでは、と考えています。

課題と次のステップ

こえりにとって漫画を描くこと、完成させること、公開することはどれもけっこうなバンジーでした。

そこを乗り越えた達成感はありますが、紐解く希望が見えてきたというだけでクソデカ感情が片付いたわけではありません。

ひきつづき試行錯誤しながら投稿を続け、自分にとってのブロックが現れたらバンジーをして……と繰り返していく予定です。

試行錯誤としては、現在すでに取組み中のものもありますが、

  • 読みやすい原稿を目指す:文字の量や画像の縦横比を見直す
  • 絵の上達:30秒ドローイングなど、短い時間で全体の形をとる練習をする。お絵描き講座的なものを受講するのもありかも。
  • 文字の練習:文字のトレス練習中
  • お絵描きソフトの練習:どんな機能があるのかほとんど把握できていないので、好きな漫画の模写などをしながら使い方を覚える
  • ネタやプロットのブラッシュアップ:今はまだ「書ければOK」のスタンスだけどいずれがっつり取り組む

などに取り組もうと思っています。

おそらく閲覧数が上がってくるとまた恐怖感が出てきて次のバンジーが必要になると思うので、それまでは試行錯誤も楽しみたいです。

まとめ:ゆっくりでも簡単でも行動しつづける

こえりは行動をする前にあれこれ考え始めると動けなくなってしまいます。

今までの経験上その点はよく理解していたので、今回はそうなる前にとにかく一歩を踏み出す必要がありました。

一歩目を踏み出すためにはハードルを低く設定すること。

一歩目が出てしまえば二歩目三歩目への抵抗はどんどん減っていきますし、踏み出す前には見えなかった世界も見えてくるので「AをするにはBの能力が足りていないからあの基礎練習を反復しよう」など、次の課題が分かります。

元々フットワークが重いタイプなので今後も「行動」は自分にとってのテーマでありつづけると思いますが、数をこなして抵抗感を減らしていきたいです。

(掘り下げ内容とか漫画をひーこら言いながら描きあげた話なんかも記事のネタになりそう。)