偶然ハマスタに通りかかった横浜市民(ライトなベイファン)*2がふらっと観戦してきたよ!
こんにちは、こえりです。
先日、偶然、というかノリでクライマックスシリーズのパブリックビューイングを観戦することになりました。
試合内容の感想は詳しい方々に譲ることとして、全スポーツを通してパブリックビューイングというものに初めて参加したら楽しすぎたので感想を書いていこうと思います。
パブリックビューイングはチケットなしで観戦できる
10/13(日)昼。
その日こえりは友人と一緒に伊勢佐木町の有隣堂から中華街に向かって移動していました。
横浜スタジアムを通り抜けるルートだったので、大量のベイスターズファンが横浜スタジアムに入場していくのを横目で見ながら
「そういえば昨日も今日もハマスタでパブリックビューイングやるらしいね」
「こんな日に野球、しかもクライマックスシリーズを観戦できるなんて気持ちいいだろうねえ」
なんてほのぼのしていたのですが、なにかがおかしい。
係員の人達に荷物を見せ、手持ちのペットボトルを見せ、中へ……
そう、誰もチケットを見せていないのです。
「もしやチケットなくても入れる?」「試してみよっか?」というノリでゲートに向かったところ、我々もすんなり入れてしまいました。
実はこえり、今でこそライトなベイファンを自称していますが、三浦監督が現役だったころは手作りのボードを掲げて年10試合はハマスタで観戦し、シーズンオフの時期にトークショー行ったり地元の小学生向けの野球教室の見学に行ったりしていた過去があるのです。
偶然訪れた観戦のチャンスにドキドキが止まりません。
パブリックビューイングとホーム戦の違いは?
施設のオープン状況
こえりの見た範囲(地上階のみ)では、売店や自販機などはいつもと変わらず営業していました。
ライトウィング・レフトウィングは開放されていなかったようなので、上層階の売店(シウマイBARなど)が開いていたのかは未確認です。
試合中はお酒やアイスの売り子さんも出動していました。
ついでに試合中に何度かゴミ回収のスタッフさんが回ってきてくれるのもありがたかったです。
観戦環境
試合は場内のスクリーンに映し出されるスカイAで観戦する形式でした。
音量も大きく、実況&解説はもちろん現地ファンの声援も聞こえました。
実際に試合が始まるとさすがに実況解説の声はかき消されがちでしたが、阪神ファンの声援はハマスタにも響き渡り、思わず圧倒されるほど。
(この歓声の中で試合するのしんど)
そういえば昔はラジオ中継聞きながら野球観戦しているおじちゃんたちがたくさんいたな、とか懐かしくなりました。
ここ10年くらい見ていない気がするけど世代交代なのかラジオ中継がなくなったからなのか。
カウントボードやスコアボードは普段の試合中のようにリアルタイムで反映されるので、その点はテレビで観戦するよりもわかりやすかったです。
ちなみに横浜の選手が出塁した際にはマスコット達が野球ゲームさながらに塁に出てくれて、可愛いのはもちろんですが意外に便利で助かりました。
かなりリードを取ってから慌てて戻って来たり、ファーストまで走って息が上がったアピールをしていたりとサービス精神も旺盛で、ついつい目が行ってしまった人も多いと思います。
鳴り物はなし
試合を応援する際、鳴り物はありませんでした。
「鳴り物を使う人たちは甲子園の現地に行ってるのだろう」と納得していたのですが、そもそも外野席が開放されていないので鳴り物応援は不可能なのかもしれません。
(ハマスタは内野席での鳴り物応援は禁止)
ベイスターズの応援歌は選手ごとに用意されていて、さらにチャンス時の応援歌も数曲あるので鳴り物がないと応援しづらいのでは、なんて不安も最初のうちだけでした。
攻撃時には横浜DeNAベイスターズパフォーマンスグループ(チア的な子たち)のdianaが客席に設けられたステージの上に立って音頭を取ってくれたので、現地の応援に合わせて声援を送ることができました。
個人的に感動したのは(前回の観戦時(2022年5月)にはすでにあったのかもしれませんが)選手の応援歌の歌詞が外野席下のスクリーンに映し出されるようになっていたこと!
そのおかげで知らない選手の歌でもなんとなくついていけるようになっていました。すごく親切。
(そういえば20年以上前に鳴り物応援なしの日に観戦した記憶があるようなないような……22時以降に鳴り物なしになるのとは違って、何か理由があって最初から最後まで鳴り物なしだった気がするのですが……幻?)
追記:実在しました。長嶋監督(当時)の趣向で2000年6月14日に「球音を楽しむ日」という企画があったそうです。
長嶋監督の発案だったという記憶がうっすらあったこと、その頃に東京ドームに観戦に行った記憶もあることから、どうもこの日の東京ドームにこえりはいたようです。
試合以外にも見どころが満載
試合以外の部分でも、観客が盛り上がるような工夫が随所に見られ、パブリックビューイングに対して持っていた「試合が映るのをみんなで観るだけ」というイメージが覆されました。
ほ、本当にこれを無料で……?
◆概要
〔入場料〕無料――――横浜観光情報:パブリックビューイング「2024 JERA クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」より引用
(本当でした)
試合前
通常の試合と同様に先発バッテリー発表&スターティングメンバ―発表を見守るところから始まります。
dianaのダンスもあり、そのまま始球式が始まってもおかしくないような雰囲気でした。
試合直前に甲子園に中継を繋ぎ、選手たちの様子を映してくれているのを見てやっと「試合は甲子園でやるんだった」と気づけたくらい。
試合中
横浜スタジアムでのホーム試合観戦時と変わらず、
- 7回表のラッキーセブンと勝利時にはスタージェットこと青いバルーンを飛ばせる
- おなじみのバズーカも登場
- 点数が入ったとき?ホームランが入ったとき?にはスクリーンの上から花火が打ちあがる
という演出がありました。
パブリックビューイングならではの演出?としては、試合中は毎イニングDJが出てきて盛り上げてくれました。
座席の位置のせいか聞き取れない部分も多かったのですが、それでも前に出てウェイウェイ煽ってくれる人がいるだけで客席が盛り上がりますよね。
先述の通りdianaのメンバーが一緒に応援してくれたりマスコット達がグラウンド~客席に出てきてはパフォーマンスをして笑いをとったりガチでスクリーンに見入っていたりと、飽きる暇がありませんでした。
試合後
勝利に湧いてヒーローインタビューの中継が終わった後(だったかな?)(飲みすぎて記憶が……)ふたたび甲子園と中継がつながり、三浦監督からハマスタにいるパブリックビューイングの観客向けのメッセージが流れるという感動演出が行われました。
さらに、通常横浜スタジアムでのホーム戦でベイスターズが勝利した時に行われるVictory Celebrationも開催されました。
球場の照明が落ちて、ペンライトの青(&スマホの懐中電灯の白)の明かりの中で花火が上がります。
ライト~レフトまで内野席が青く染まるなんて、普通の試合じゃ絶対に観られない光景で胸熱でした。
まとめ:プロ野球(というかベイスターズ?)のファンサがすごい
プロ野球にも推し活の波がきているのは知っていました。
どこの球団かは忘れたけど選手のアクスタが出ていると聞いたときは思わず正気か?とつっこんでしまったし、ハマスタでペンライトを売っているのを初めて見たときはわが目を疑いましたし。
確かにもともとプロ野球って(芸能人とかと比べれば)選手とファンの距離が近いので、練習を見に行ってサインをもらったとか、新横浜で新幹線から出てきた選手にサインをもらった、みたいな話は昔から聞いたことがあります。
(出待ちうんぬんは20年以上昔の話なので今もできるかはわかりませんが)
スポーツ観戦自体が楽しいのにこのレベルのファンサまで受けられるなら、そりゃ普通に推し活として優秀すぎますね。
ここ数年の推し活につきものである運営の銭ゲバ感については、運営にもファンにも「本丸は野球」という共通の意識があるおかげなのか、はたまたこえりがライトすぎて気付かないだけなのか、あまり嫌な印象がないのもいい感じ。
(目先のお金が目当てなら無料でここまで太っ腹なパブリックビューイングなんてやらないだろうし)(とはいえ無料にしてこの人数が集まったという実績と絵面の強さを得られるなら十分元は取れたと言えるのかも)
ファイナルステージでもパブリックビューイングを開催しているとのことなので、興味のある方はぜひ行って楽しんできてください。
追記:中華街にはそのあと無事にたどり着けました。