自分の本当の望みを知って幸せになる方法

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こんにちは、こえりです。

元同僚に「幸せになりたい」が口癖になっている女の子がいました。

「幸せってたとえばどんなこと?」と聞いてみると「今の彼と結婚して子供がほしい」とのこと。

たしかに、結婚をすることも子供を持つことも、一般的には幸せなことだとされています。

ですがいつも彼の言動や彼のご家族について愚痴を聞かされていた身としては、そんな彼と毎日一緒にすごすことが幸せにつながるとはとても思えませんでした。

彼女のように、一般的な幸せと自分自身の幸せを混同している人はとても多いです。

この記事では、自分自身の幸せの形を見つけ出し、具体的に実現していく方法を紹介します。

幸せの形は人によって違う

一般的に幸せとされている状況にあっても不幸な人はたくさんいます。

そして、不幸というほどではなくても幸せでもない、という人はさらにたくさんいます。

なぜこういったことが起こるのでしょうか。

それは、一般的な幸せの型に自分を当てはめたことでミスマッチが起きているからです。

幸せの形は人によって違います。

一般的に幸せとされているものを手にしても、それが自分にとって魅力のない形であれば幸せにはなれないのです。

たとえば、「幸せな人生」と一言で言っても、

  • バリバリ働いていっぱい稼いで社会的地位を手に入れる
  • なんにも縛られずに自由に生きる
  • 自然豊かな土地に住んで晴れた日は庭でBBQをするような暮らしをする
  • 自分よりも大切な存在(子供など)のために生きる

など、人によって何を幸せに感じるかは違います。

自然豊かな土地に暮らすことを幸せだと感じる人は、都会でバリバリ稼いでタワマンに住んだところで満たされません。逆もまたしかりです。

つまり、自分にとっての「幸せ」を知らなければ、幸せになるのは難しいのです。

「理想の生活」から幸せの形を探ろう

「自分が何を幸せと感じるか」を探るときに役に立つのがブレインダンプなどの思考整理法です。

使っていないノートでも裏紙(裏紙って今でもある??)でもかまいません。

  • 働かなくても十分自由に生きていけるだけのお金があり、人の目も気にしなくていいとしたら、どんな土地でどんな家に住み、どんな生活をしたいか
  • 自分はどういうときに喜びや幸せを感じるのか。また、そこに見栄は入っていないか
  • どういう人生を送れたら幸せだと思うか、また、どういう人生は送りたくないと思うか

など、思うまま書き出してみましょう。

こうして書き出していくうちに、いままで望んでいた幸せの姿というのが、実は見栄や虚栄心、自己防衛といったものからきていたと気付けるかもしれません。

わたしたちは「自分のことは自分が一番よくわかっている」、とつい思いがちですが、実は自分自身のことも偽りがちなのです。

最初のうちはうまく書けないかもしれませんが、何度も書いていくうちに自分でも気づけなかった自分自身の本心を知ることができるようになっていきます。

幸せのエッセンスを先取りする

理想の生活や自分にとっての幸せを書き出したところで、次は、その理想の生活を実現している自分の姿を想像してみてください。

理想の生活を送っている自分はどのような外見をしていて、どんな感情で過ごしているでしょうか。

  • 外見は?:いつも笑顔でいる、若々しい雰囲気、堂々としている、質のいい服や靴を身に着けている
  • どんな感情?:ワクワクした気分、穏やかな気分
  • どんな言動をしている?:前向きな発言が多い、愚痴や悪口は言わない、フットワークが軽く新しいことにすぐに挑戦する
  • どんな生活をしている?:健康的な食生活、運動習慣がある、早寝早起き

などなど、きっと今の自分自身よりも、理想の生活にふさわしい人物像が浮かんでくると思います。

そして、そんな人物になることができたら、たとえ理想の生活は実現できていなくても十分に幸せだと思いませんか?

そう、幸せというのは状況ではなく状態なので、自分自身を幸せな状態におくことができれば幸せでいられるのです。

「高級品を身に着けている」など、物質的なことはいますぐ実現するのは難しいので無理に取り入れる必要はありません。

ですが、気分良く過ごしたり、いつも笑顔を心がけて悪口を言わないようにしたり、姿勢に気を付けたりなど、1円もかからずに今から取り入れられることは少しずつ今の自分に取り入れていきましょう。

特におすすめなのは気分の先取りです。

理想を叶えた自分を「いつもわくわくしている」と想像したならわくわくした気分を、「穏やかでいる」と想像したなら穏やかな気分でいる時間を増やすように意識してみてください。

まとめ:幸せになる第一歩は「自分にとっての幸せの形」を知ること

自己啓発の世界では「成功者になりたければ成功者のように振る舞え」といったことがよく言われています。

成功したから成功者になったのではなく、成功者と同じような思考をして同じような行動をした人が成功するというわけです。

「幸せ」を叶えるのは成功者になるよりももっと簡単です。

ですが、多様な幸せが認められるようになった現代だからこそ、自分の本心が分からなければ本当の幸せにはたどり着けません。

そして自分の本心を知るために書くことほど適していることはありません。

思考は頭の中では正体不明でどんどん形を変えていきますが、紙の上に出せば実体を持ち、捕まえることができるようになります。

自分の本心を捕まえて、少しずつ実現していってあげましょう。