ソバーキュリアス(飲まない生き方)ってなに?

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こんにちは、こえりです。

最近少しずつ目にする機会が増えてきたソバーキュリアスという言葉をご存じでしょうか。

ソバーキュリアスとは「飲まない生き方」のこと。お酒が飲める人が、あえて「飲まない」ことを選択する生き方です。

こえりもゆるーく取り入れています。

飲まない生き方 ソバーキュリアスとは

ソバーキュリアスという言葉は『飲まない生き方 ソバーキュリアス』(ルビー・ウォリントン)の著者の造語で、「sober=しらふの」「curious=好奇心」という単語を組み合わせたものです。

この本では過去に何度もアルコールで失敗してきた著者だからこそ書ける、飲酒のデメリットやしらふでも楽しく人生をおくれる秘訣について語っています。

こえりは「ゆるーく」取り入れている、と書きましたが、本来のソバーキュリアスは「ゆるーく」とは程遠く、これからの人生で一滴も飲まない生き方です。

これだけ聞くとなかなかハードルが高そうです。

ですが、日本でソバーキュリアスを実践している人は、こえりのように酒量を減らす、回数を減らす、といったことから始めている人が多いようです。

そのため酒造会社からも好意的に受け入れられているようで、ソバーキュリアン(ソバーキュリアスを実践している人)向けにノンアルコール飲料や低アルコール飲料、量の少ないボトルなどが販売されています。

禁酒のメリットと飲酒のデメリット

お酒を飲まないことで得られるメリットとしては

  • お金や時間を節約できる
  • 楽しかった時間を覚えていられる
  • 睡眠の質が向上する

などがよく挙げられます。

反対に、飲酒のデメリットとしては

  • 酔ってトラブルを起こす可能性がある
  • 二日酔い
  • アルコール依存
  • 脳細胞が死ぬ
  • メンタルへの悪影響
  • 消化器系への悪影響
  • 太りやすくなる

などなど、きりがありません。

これらのデメリットを回避するにはお酒を飲まなければいいのですが、人間というのは長期的なデメリットの影響は小さく見積もる生き物。

飲酒による「一時的なすっきり感」「高揚感」といったメリットと、飲まないことによって得られる「節約」「睡眠の質」といったメリットを天秤にかけた場合、どうしても目先の誘惑に負けてしまいがちです。

禁酒のコツはストレス解消にお酒を使わないこと

「飲まない生き方 ソバーキュリアス」では、人間が原始から楽しんでいた心の薬として、歌、踊り、物語、静寂を挙げています。

「シャーマニズムの社会では、失意や失望を抱える物がシャーマン/呪術医のもとを訪ねると、4つの質問のうち、どれかを聞かれる——いつから踊っていないのか。いつから歌っていないのか。いつから物語に感動していないのか。いつから静寂を楽しめなくなったのか。」(略)この4つは心の薬であると同時に、魂の言語でもあると思う。

——『飲まない生き方 ソバーキュリアス』より引用

こうした心の薬はだいたいの場合お酒のお供になってしまっているので、心の薬が欲しい=飲酒欲求に結びついてしまうのでしょう。

(ちなみに、お酒の席での物語とは噂話などを指します)。

ですが、これらを楽しむことはお酒がなくてもできるはず。

そこで禁酒をはじめる前に、これら4つの心の薬をしらふで楽しむことから始めてみることをおすすめします。

  • 音楽をかけて歌ったり踊ったりする時間を作る。
  • ドラマ、アニメ、映画、舞台作品などを観る。
  • 家族や友人とお酒抜きでおしゃべりする。
  • デジタルデトックスをしてぼんやりする時間を作る。

これらのことをお酒抜きでも楽しめると脳が認識してくれるようになればアルコールへの欲求は減るのではないでしょうか。

こえりのゆるソバーキュリアス実践法

こえりは今まで禁酒に成功したことはありません。

けれど、飲酒した際は限界まで飲んでしまう上に食欲も爆発してしまうため、健康のためにも酒量を減らす必要性を感じていました。

そんなこえりのソバーキュリアス実践法は、上記に加え、単純ですが「飲酒をする回数を減らす」こと。

こえりがアルコールと付き合ううえで一番問題になっているのは家での一人飲みの回数と量が多すぎることです。

そのため、具体的なルールは下記の3つに設定しました。

  • 家での一人飲みは一週間あたり発泡酒6缶またはワイン1本まで
  • 人と飲むのはOK
  • 外食中の飲酒は一人でもOK

ずいぶん甘い目標に見えますが、これでもなかなか達成できません……。

最終的には「家での一人飲みをやめる」までもっていければ「こえり的ゆるソバキュリ」完成としているのですが、今のところ一進一退です。

(先日も一人で飲みすぎ&食べすぎで胃腸炎になりました……)

まとめ:三日坊主も100回やれば一年分の精神で続けよう

こえりは禁煙には10年前に成功しているので、その気になれば禁酒もできると思っていたのですが一筋縄ではいきませんでした。

禁酒のメリットや飲酒のデメリットについて書籍を読んだり論文を読んだりと情報を集めてきましたが、結局あたまでっかちになっただけ。

「お酒なんて百害あって一利もありませんからね」「お酒飲むと脳細胞が死ぬらしいですね」などとうそぶきながら大酒を飲む日々……(いやな奴)。

「新しい習慣を作るよりも悪習をやめるほうが難しい」を体現しています。

悪習というのはスパッとやめるのが正解とはいいますが、一度もうまくいっていないため、量を減らして長く付き合う方向に転換しました。

「三日坊主も100回やれば一年分」くらいのゆるい精神で実践を続けていこうと思っているので、また経過報告できればと思っています。